2024年08月05日

電気工事資格の主な種類を解説!電気工事士の仕事内容もご紹介

ハウスクリーニング業者の中には、電気設備の工事に対応しているところも少なくありません。その際に重要になってくるのが、電気工事系の資格の有無です。この記事では、電気工事に関連する主な資格について解説します。また電気工事関連の資格で最も有名な、電気工事士の仕事内容もご紹介します。電気設備系の業務の依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 電気工事資格の主な種類とは?

電気工事に関わる資格には主に電気工事士、電気工事施工管理技士、電気主任技術者の3つがあります。こちらではそれぞれの資格の特徴について解説していきます。

1-1. 電気工事士

電気工事士は、電気系の資格の中で最も有名な資格です。電気工事士の資格は、初歩的な内容である第二種電気工事士と、上位の資格である第一種電気工事士のふたつがあります。

第二種電気工事士を取得すると一般的な住宅や小規模な店舗、そして事務所、さらに家庭用太陽光発電設備(600V以下)などの電気工事ができるようになります。国家資格であり、筆記試験と技能試験の合格が取得の条件です。合格率は50%台から70%台であり、難易度はそれほど高くありません。

第一種電気工事士を取得すると一般的な住宅だけではなく、マンションやビルなどの大規模な建物の工事ができるようになります。こちらも国家資格であり、受験するためには電気工事の経験が必要です。第二種電気工事士よりも高難易度ですが、合格率は50%から60%と低くはありません。

1-2. 電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士は工程管理や安全管理、施工図の作成に施工計画など施工時の管理ができるようになる資格です。国家資格であり、2級電気工事施工管理技士と1級電気工事施工管理技士のふたつがあります。

2級電気工事施工管理技士は、小規模から中規模の現場責任者として建設現場に関わります。総額4,500万円未満の元請業者および、下請け業者が現場に配置しなければなりません。1級電気工事施工管理技士は主任技術者または監理技術者として、建設現場に配置されます。総額4,500万円以上の大規模な電気工事に携われるようになります。

1-3. 電気主任技術者

電気主任技術者は工場や建物の電気を扱う場所における、配線や配電設備などの保安・監督をおこなえる国家資格です。事業者で電気設備を設置している場合は、法令により保安監督者として電気主任技術者を専任しなければなりません。近年メガソーラーや電気自動車の充電スタンドなど、電気主任技術者の必要な設備が増えつつあります。

一方で受験者数が横ばいであり、転職に有利な資格のひとつです。電気主任技術者は第一種電気主任技術者、第二種電気主任技術者、第三種電気主任技術者の3つに分かれています。各資格の合格率は極めて低く、数%から20%程度とされています。第一種電気主任技術者はすべての設備で業務ができ、第二種電気主任技術者は170,000V未満の設備に対応可能です。第三種電気主任技術者は、50,000V未満の設備が対象です。

2. 電気工事士の仕事内容をご紹介

電気工事関連お資格の中で最もポピュラーなのは電気工事士です。一般家庭用の電気工事をおこなう作業員の多くが保有しています。ここでは電気工事士の仕事内容を解説します。電気工事関連業務の依頼を検討している方は、ぜひチェックしていってください。

2-1. 建設電気工事

建設電気工事は、あらゆる建築物の電気設備における設計や施工のことです。建物の照明器具やコンセントの取り付けや電線の配線や施設、大型機器の保守点検などの業務をおこないます。他にインターホンや防災防犯の設備、放送通信施設や避雷針の工事をおこなうこともあるでしょう。

電気工事以外の作業をすることも珍しくありません。セメントで現場を補修したりペンキを塗ったり、電柱を立てるための穴を掘ったりすることもあります。作業は2人から4人のグループでおこなわれるのが一般的です。大規模な現場になると電気工事の責任者がおり、グループごとに1日の作業内容が決められて指示が与えられます。建設電気工事でよく使われる機材は、工具や保護具、分電盤や配線などです。

2-2. 鉄道電気工事

鉄道電気工事は、鉄道の安全に関わるものでいくつかの種類に分かれています。たとえば電車が走るために必要な電気を送る架線の工事があります。他にも信号機の交換や設置といった信号システムの工事も、鉄道電気工事のひとつです。駅構内の仕事もあり照明設備や券売機、電気系磁気や改札装置などの施工や保守作業もあります。駅の付随施設である変電所や発電所などの工事も、鉄道電気工事の一環としておこなわれています。

3. まとめ

今回は電気工事資格の主な種類を解説しました。主な資格には電気工事士、電気工事施工管理技士、電気主任技術者の3つがあります。その中でも最もポピュラーなのは、電気工事士の資格です。ハウスクリーニング業者に電気工事関連の作業を依頼する際は、電気工事士資格の有無を、前もって調べておくと安心でしょう。

「有限会社マスネット」は、ハウスクリーニングなどの一般家庭の困りごとに対応する「何でも屋」を運営しています。電気工事の実績多数であり、電気工事士の資格保有者もいます。各種電気工事配線などのご相談も随時受け付け中です。ぜひともお気軽にお問い合わせください。