電気工事・配線工事

電気工事・配線工事はDIYできる？

信頼できる業者の選び方をご紹介

近年は、オンラインショップで照明器具や電化製品が購入できます。電気工事・配線工事が必要な場合は、DIYでやってみようという方もいらっしゃるでしょう。しかし、電気工事・配線工事はDIYできるのか気になるところです。ここでは、電気工事・配線工事のDIYリスクや信頼できる業者の選び方をご紹介します。

1. 電気工事・配線工事はDIYできる？

DIYを趣味とする方の中には、照明器具の取り付けや配線工事ぐらい、ご自身でできるとお考えの方もいらっしゃるでしょう。電気工事・配線工事を業者に依頼すると、安くても2万円以上はかかるため、DIYする方が経済的です。しかし、電気工事・配線工事はDIYできません。

1-1. 電気工事・配線工事には資格が必要

電気工事・配線工事をDIYできない理由は、作業をするためには資格が必要だからです。照明器具などを設置する際の配線をつないだり、コンセントを設置・移動・交換したりする作業は、電気工事士の資格を保有する必要があります。

無資格で電気工事・配線工事を行った場合、法律違反として罰せられるので注意が必要です。

1-2. 素人工事は事故につながるリスクがある

自宅の作業であればバレないからと電気工事・配線工事をDIYすると、壁や天井の内側でショートして火災を引き起こす可能性があります。また、不用意に配線に触れてしまい、感電するリスクもあります。命を落とす危険もあるため、軽微な作業であっても資格保有者に依頼するのがベターです。DIYにこだわる場合は、電気工事士の資格を取得しましょう。

2. 電気工事・配線工事はどこに頼めばいい？

電気工事・配線工事が依頼できるところとしては、次の4つが代表的です。それぞれの特徴を見てみましょう。

2-1. 電気工事の専門業者

電気工事専門業者は、電気工事・配線工事を専門的に行っています。専門性が高く、さまざまなケースに対応できるため安心です。アフターフォローもしっかりしていますが、料金の高い傾向があります。

また、オフィスや商業施設などの工事を専門に行っているところもあり、家庭用の軽微な電気工事・配線工事は扱っていないケースもあります。

2-2. 町の電気屋さん

町の電気屋さんは、地域密着型の電気工事業者であるため、気軽に依頼できるのがメリットです。スピーディーに対応してくれ、アフターフォローもしっかりしています。家庭用の電化製品や照明器具の電気工事・配線工事をメインに行っているところがほとんどです。

2-3. 家電量販店

家電量販店で電化製品や照明器具を購入した場合、電気工事も一緒に依頼できます。購入から設置までワンストップで行えますが、家電量販店の下請け業者に委託されるため、仲介費用がかかり料金の高い傾向があります。

2-4. 仲介サイト

近年は、仲介サイトを通じて電気工事業者を見つけることも可能です。仲介サイトは個人事業主の電気工事士が登録しており、リーズナブルな料金設定の業者が多くあります。ただし、業者の当たりはずれがあり、しっかり見極めなければ対応やサービスが悪い業者に当たるリスクがあります。

3. 信頼できる電気工事業者の見分け方

電気工事業者は頻繁に利用するものではないため、何を基準に選べば良いかわかりません。信頼できる電気工事業者を見分けるには、次の点に留意すると良いでしょう。

3-1. 工事内容をわかりやすく説明する

工事内容をわかりやすく説明する電気工事業者は、信頼できます。施工事例を用いて、専門用語を使わず素人にもわかるように説明できる業者は、安心して仕事を任せられるでしょう。

難しい用語を並べて説明する業者は、いらない工程をプラスするなどして高く見積もられるリスクもあります。

3-2. 工事後に追加料金が発生しない

電気工事の料金は、見積もりから大きく外れることはありません。工事を開始してから壁や天井に不測のトラブルが発生することもあり、追加工事を行った場合は追加料金がかかります。しかし、中には追加工事という名目で、不正に費用を追加する悪徳業者もあります。そのため、基本的に追加料金が発生しないと明言している業者を選ぶのがベターです。